利手で防御・攻撃
太気拳の特徴・・・いや、中国拳法の多くは利手で防御しその手で攻撃します。
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截拳道は、トラッピングという前の手で防御し、
さらにその防御した相手の手を利用し反対の手で攻撃してくるのを封じ
この攻防を繰り返すことにより、反撃不可能な状態な体勢にし、攻撃します。
トラッピングを言葉で説明するのは難しですね(笑)・・・ねぇ、リー・チョンさん。
太気拳はこのトラッピングよりはシンプルで効果絶大な攻防をします。
詳しくは企業秘密(笑)ですが、手の攻防がただ攻撃や防御するのではなく
手で 相手の体重やバランスをもコントロールしています。
空手などは利手側とは逆に構える事が多いですよね。
太気拳は前述の通り基本的に利手側を前に構え、そのまま攻防をしますが
相手の利手やどんな動きにも対応出来る様に
左右どちらの手が前でも、その手で防御し、即 攻撃できる様にします。
補足すると太気拳(中国拳法の多くは・・・)は、
前に出している手を引くことなく打てます。
極端な話、相手の顔前に手を出したら、引くことなく打撃を繰り出したり
顔ごと吹っ飛ばす事ができます。
・・・よって前に出した手での攻防が、可能となるわけです。
いつものごとく先生より懇切丁寧な説明があります。
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やっている事は
トラッピングと同じに見えます
しかし手に体重が乗っていたり、バランスが完全に崩されて
いる為、反撃不能に陥ります
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写真はレクチャーの一部です
・・・なのでバランスが崩され
次の手が出せなくなるのが
わかりにくいかもしれませんね
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![イメージ 9](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/C/CorePower/20010101/20010101003520.jpg)
この画像の場合・・・
一見 手が触れているだけに
見えます。
しかし先生の身体の中では
外見から見えない
絶妙な攻防と体重移動が
行われているのです。
先生の身体はそんなに動いて
いる様には見えません。
しかし触れられた側は
完全にバランスを失い
この場合は引き寄せられます
この状態では打撃も防御も
ほとんど不可能です。
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歩法が入ると
バランスが崩され
同時に背後を
取られます。
これは飛ばしていますが、背後が取れれば
後頭部や背中を攻撃
できます。
太気拳は武術である
以上、何処への攻撃も
ルールもありません。
もちろん練習ですから
そこまでしませんけどね(笑)
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いつも先生のレクチャーは、休む事なく 非常に深く丁寧に
理解できるまで説明してくれます。
わからない人がいない様、その都度「わからない人、質問のあるひとは・・・」と
問いかけながら進めていきます。
・・・でも、本当に基本からわからない人は、何を聞いて良いかも分からないと
思いますが・・・
そのため、先生の練習日以外の週末の練習日は、
太気拳歴10年以上の四段・五段の指導員が
太気拳の技・先生動き・以前の説明を、さらに噛み砕き 説明・指導してくれます。
太気拳の練習を深める意味でも、先生の指導以外の指導員の練習日が
重要になってきますね。
太気拳は奥が深いので、理解がしにくい所が多々ありますが
各指導員の噛み砕いた基本中の基本を学んでいるうちに
パッ!っと、光が見え いきなり理解出来る様になったりするものです。
学生時代の勉強でもそうじゃなかったですか?
全然わからなかった物が、ある日突然スッと入ってきたりして・・・
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練習場所の後方に花見客のための屋台が見え、
多くの人で賑わっていました。
実は、練習中も 練習の中をわざわざ通らなくても・・・と思うのですが
先生の横や我々の前を、一般の花見客が通り過ぎて行きました。
時々、外人の観光客が東洋の神秘を見る様に
ビックリした顔で立っている事もありました。(笑)
こうした中、この日の練習は滞りなく終了し、全員で花見へと突入しました。
一部用事のある人は帰りましたが
先生や塾生同士の親交が深まり、武術談義で大いに盛り上がりました。
その模様は、次回へと続きます。