5月 探手の為の方向転換
気がつけば本日で6月も終わり、
今年ももう半年が過ぎようとしています。
光陰矢の如し (こういんやのごとし)
身を持ってしみじみ感じます。
先月5月の練習は、探手の為の方向転換の練習を行いました。
まずは基本から・・・
方向転換の中のワンシーンなのですが、
後ろの赤い服の女性拳士が、いい感じで先生の動きを模倣しています。
女性陣がとても熱心で、積極的に先生の真似をして動きまわっていました。
女性達は、ヨガの先生であったりダンサーだったり演技者だったり・・・と
いずれも身体で表現する事をしている方々です。
その為、模倣し修得するのが早いような気がします。
左側の背のタカい女性は、手の振りや動きが素晴らしく
先生の手の動きを忠実に再現し動いていました。
さすが、ヨガ・マスター
その後ろの女性も、とても機敏な動きをし
先生の動きを良い感じに再現していました。
さすがです。
さて方向転換なのですが、
方向転換や歩法はいくつもあります。
今回は探手の時にすると良い、方向転換の方法なのです。
手と足の動きが一致する事です。
手と足が一致すると、体重移動もスムーズですし、隙も出来にくくなります。
そして手と足が一致している為、
敵と接触した際、力や重心や圧力の伝達がスムーズに行え
相手を征する・攻撃する・倒す・飛ばす・・・事が容易となるのです。
そんな事を意識しながら、動画を見てみて下さい。
女性拳士が良い動きしてるでしょ
この方向転換でも手と足を一致させ体重移動・重心移動をスムーズに行っています
実戦で、それほど大きく手を振ることは少ないと思います。
しかし練習でダイナミックに動く事で、脳と神経と身体の動きがつながり
コンパクトに動いても自在な体重移動で、動きも機敏となります。
動画の00:55秒くらいから、軽くではありますが、
先生が思うがまま(いや、考えることもなく)自在に動いています。
先生にしてみれば話の延長で、なにげに動いただけなのですが・・・・
我々からすると、手の動き・足の運び・体重移動・・・は素晴らしく、
まるでダンスや舞踊を観ているかの様ですね。
練習の後半で先生がノッてくると方向転換の動作をしただけで
歌舞伎のポーズや見得を切る動作の様に見え
まさに芸術的でさえありました。
太気拳が「戦いの芸術(アート)」とも言われる由縁がここにあります。
芸術的だからこそ女性には、身体に動作が入りやすいのかも知れません。
我が太気拳至誠塾大阪の女性拳士の 華麗な動きに
重心移動・体重移動・張り・圧力・・・等の身体のコアな部分が完成されると
最強の中国拳法・・・太気拳・最強の女性拳士となることでしょう。
ある意味、末恐ろしいです。(笑)