打撃法の考察
組手やその為の練習法を紹介する前に
打撃について触れておきたいと思います。
太気拳の打撃についての質問・疑問を 時々目にします。
またネットや動画などで
太気拳・中国拳法をよく知らずして解説している人もおり
勝手な解釈をして説明している事も 度々見かけます。
このあと練習や組手の画像・動画を見て、同じ疑問や感想を
受ける可能性があると思うので、
前もって、いくつかの解説文を載せたいと思います。
言うまでもなく 太気拳は、実戦武術です。
武術ですからルールはありません。
「顔面は無し、金的・背後からの攻撃は反則・・・」なんていうルールは無いのです。
強盗に襲われ 頭を強打されて「卑怯だぞ!!」とは言えません。
太気拳は素面素拳の直接打撃制の拳法です。
練習中の怪我防止の為、より素手に近いもので、軍手をかろうじてつけます。
掌打を多用しますが、もちろん打拳も使います。
ただ人体に対しては、掌のほうが有効です。(・・・詳しくは次のブロゲで・・・)
顔面(頭部)は球体ですので、掌のほうが有効です。
そして手加減して怪我をしない為にも、掌のほうが良いですよね。
これは練習中の攻防の説明時の画像です。
顔を打たれて(押されて)人が飛んでるんですよ!(笑)
もちろん受ける側も、力を受けて流す事が出来るから成立するんですが・・・
こういう画像を見て、掌打なので(打拳でないので)
大したこと無いと言う人の、見る目と洞察力を疑いますが・・・
続けて3つほど、中国拳法の打撃に関する考え方の解説を載せておきます、
これは私が高校の時に買った中国拳法家の蘇 東成 氏の本に
わかり易い文面がありますので、それより解説文を引用します。
これらの打撃の考え方の解説は今後も疑問のある方が
すぐに見れるように、「打撃法の考察」という書庫(フォルダー)を作りました。
では、続けて「打撃の基本の考え方」をどうぞ・・・