太気拳至誠塾・大阪 拳法ブログ ドラゴンへの道

太気至誠拳法(太気拳)を修練する団体・・太気拳至誠塾・大阪の練習風景・・練習内容をつづったブログです。

撮影にあたってのポイント

前回 ただ写真撮っているわけでないと書きましたが
少しだけ、私の写真を撮る時の事について書きます。

夜の公園ではLEDのライトを一つ点けて練習しています。
そんな中で写真を撮る場合、ライトが当たっているところ以外はかなり暗く
フラッシュをつけないと、薄暗くてノイズだらけの写真になってしまいます。
また暗い中を動き回って練習しているので、
ピントが合うのに1秒はかからないですが、1秒弱反応が遅れます。
フラッシュも連続して撮影する場合、フラッシュの充電が追いつかず
2秒~3秒間隔があいてからしか撮影できないこともあります。

つまり、今この時を撮影しようと写真を撮っても
シャッターを押した時には、違う状態になっていたりします。
しいて言えば、高木先生と言う F1マシーン を撮影している様なものです。

イメージ 1イメージ 2
      































上の写真は5月12日の時のものですが
片腕だけ持たれて、大人ひとりが軽々と飛ばされている写真ですが
この場合は飛ばされる直前にシャッターを押さないと 飛んでいる写真は撮れません

F1マシーンやレースの写真を撮影する場合
流し撮りと言って、車と動きを合わせてカメラを流すようにして撮影するのですが
それも暗闇の中では難しいでしょう。

武術の場合・・・いや高木先生の場合、
予測不能な俊敏な動きをされる場合が多々あります 。

よって、その瞬間を捉える為に、すべき事は
常に 次の動き・・・方向を先読みし ほんの少しだけ先にフレームを合わせ
早めにシャッターを押すことにより、ジャストの位置で決定的瞬間を捉えます。
上記の写真も、どの程度飛ばされるか予測して
飛ばされたあとにちょうど良い写真になるように
後ろに下がり、全体像が写る様に、先に構図を予測イメージして 
撮りたいシーンの前にシャッターを押して撮影していくのです。

よって武術センスや知識が必要になってくるわけです(笑)

狙ってその瞬間を撮ろうとしても無理なんですよ。
こんな瞬間が来るであろうと、常に先読みし
時には本人のいない先の空間に位置を合わせ撮影して
ちょうど良い躍動感あふれる写真が撮れるのです。
なかなか納得いく写真を撮るにはかなりの数を撮りますが・・・

もちろん昼間の撮影ならもっとカメラの反応も良いので
もう少し楽ですが、それでも先読みして撮影するのは変わりません。
実は私のカメラは、ハイスピード撮影できるカメラなので
昼間なら凄い威力を発揮できますが・・・(^_-)-☆

今回は撮影の 苦労話を書いてみました。
自慢ではないんですが、ただパシャパシャ 
考えもなく写真を撮っているわけでもないんですよね  
                                                         
                                                                               イメージ 4
幸い、昔 身体を使う仕事をし、                                    
常に人の動きを意識していたので
それも非常に役立ってもいます。               

イメージ 3























注)この写真は、飛ばす瞬間に 歩を進めて一歩出る瞬間の写真です。
  ・・・なので非常に大きな歩幅に見えますが、
  歩幅をひらいて踏ん張っているわけでは無いので・・・ あしからず