太気拳至誠塾・大阪 拳法ブログ ドラゴンへの道

太気至誠拳法(太気拳)を修練する団体・・太気拳至誠塾・大阪の練習風景・・練習内容をつづったブログです。

地震と公園と血圧と・・・・

震災で世の中が不安に陥っている最中の3月の中頃・・・「たとえどんな時でも、太気至誠拳法を伝えるのが私の使命! こんな時でも大阪に行って指導すべきだと考えました。何としてでも大阪に行こうと思います。・・・いや、皆さんのもとに行かさせて下さい。・・・・」  ・・・・と、まだ東京が混乱し交通も不安定の中、大阪にいらして下さいました。
高木先生の太気拳にかける情熱は、本当に頭が下がります。素晴らしいとしか言い様がありません。
その時の報道では、新幹線をはじめ都内の交通機関は ほぼ通常に戻ったとの事でしたが、実情はだいぶ違っていたとの事でした。
しかしそんな中、大阪の塾生には心配かけまいと 何時間もかけ 大阪に来てくれたのです。
その時の練習の内容と言いますか、お題は「ワルツのリズムにカメレオンの動き」でした。
        それは、次回投稿いたしますね。 
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一瞬のうちに、この位置に入りこまれてしまいます。
こうなると、なすすべがなくなります。

気がつくと手を捕られています・・・そう、それは カメレオンの様に・・・・

写真は、まだ初動にすぎません。
このあと、パクリとやられてしまいます。



 地震の時の先生の状況をお聞きしました。
不謹慎ではありますが、ちょっと笑えるので、のせたいとおもいます。笑顔を元気にかえて下さい・・・・

先生は日頃から血圧は高いほうだそうです。(かくいう私は、以前は人間が生きているレベルでないくらいの高血圧でしたが・・・えっ!いくつか・・・?って・・・上が240後半・下が160前後でした(笑) 幅が80以上ありました。下だけでも高血圧の人の上くらいあったのです! それが、一番調子が良かったのですが・・・・。
その話をすると長くなりますので、先生の話に戻します。)
先生は血圧が高めの為、東京の塾生さんに 気をつける様によく脅されていたそうです。
それは、高血圧のせいで脳溢血・脳出血になったら 半身が麻痺したり 大きくめまいがし立っていられなくなったら終わりなので、とにかく気をつけて下さい・・・・と・・・。

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左から、  もっ---ーーーーのすごく、
   食い入る様に見つめる 塾生と先生





 その日先生は、都営の公園を ゆっくりと散歩していたそうです。
見通しの良い公園で、回り一面芝生。木々はほんの近くに1本あっただけ。人も近くにおらず、遠くに何人か居るのみでした。なので、静かな時をのんびり歩いてすごしていたそうです。
・・・・その時です。大きなめまいに襲われ立っていられなくなりました。めまいのあまりの酷さと長さに「あんなに皆に気をつけろと言われていたのに・・・・とうとう脳をやってしまった・・・・」と、思ったそうです。
・・・しばらくして、めまいが落ち着き 絶望の中 遠くに目をやると、高血圧の人がいっぱい居て、皆しゃがみ込んでいたそうです。    そして、しばらくして自分が脳出血で無い事を悟ったそうです。
まわりにも、揺れる物が無く 人も離れており 木も少し離れた所にあり・・・しかも1本だけだったので、地震と気づくのに時間がかかたようです。
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報道でもされていたのですが、東北以外の所の方で、地震時にめまいと思ったかたは多かった様です。
揺れが大きく長かったせいもあるようです。
地震には十分気をつけ災害対策をしなければなりませんが、自分の健康管理にも、十分に気をつけて下さい。
また、いざと言う時の為にも 身体作りは必要かと思います。
東北の津波の被害にあった方のインタビュ-で、津波が自分の後ろ あと1メ-トルまで来ていた。ギリギリ助かった・・・・と言う話をよく耳にしました。
災害時の明暗の一つに 運とおかれた状況もありますが、日頃から身体作りをし わずかでも身体能力を上げる事により、いざと言う時の運命すら変えてしまうと思います。
特に武術は、いざと言う時のもの。  
太気拳は様々な身法を使い、体幹を中心に 上半身・下半身をバランスよく鍛え、年老いても出来る単純動作の積み重ねが 強靭かつ武術的に強い人間にしてくれます。
   備えあれば憂いなし・・・・・・・・・・これを機に、自分の身体を見つめなおしてみては、いかがでしょうか?

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