太気拳至誠塾・大阪 拳法ブログ ドラゴンへの道

太気至誠拳法(太気拳)を修練する団体・・太気拳至誠塾・大阪の練習風景・・練習内容をつづったブログです。

2010年度合宿・組手の動画

今日は先日御約束した一昨年の2010年度の合宿で行われた
組手の動画を掲載したいと思います。

・・・その前に、組手について簡単に解説をしたいと思います。

たぶん見る人によっては、動画の組手が地味だと思う人がいると思います。
事実、私の友達がそう言ってました。
どうやらカンフー映画の様な、派手な攻防を期待したみたいです。
しかし武術の達人の試合では、無駄な動きがあまり無く
だんだんと地味になってきます。

風邪薬のCMで、武士が刀を構えてお互いピクリとも動かず一日立ち
くしゃみをした瞬間に切られてしまうと言うものがあります。
お互いは動いてはいませんが、頭の中では物凄い攻防が繰り広げられています。

我々の組手でも、むやみに攻撃したりせず、常に相手の隙を狙っています。
体のわずかな動きや変化で先を読みます。
それはどの武術でもしますね。
その上、わざと顔前の手を下げて、顔面や腹に隙を作り
攻撃させるよう餌をまいたりします。
攻撃している時はガードが弱い事が多い為です。
また、相手が蹴りをしてきた場合、蹴りの瞬間は片足になる為
蹴りを見抜き 捌き 攻撃します。
片足の不安定な状態の時に攻撃したならば
片足では自由に動け無いので、蹴った側が非常に不利になります。
蹴りを繰り出した、一瞬の事ですが・・・

上記の理由で太気拳士同士の組手では、蹴りはありますが多用しませんし
ガードが空いているからと言ってむやみに攻撃をしたりしません。
常に探り合いし、いくつも先を読んで攻防しています。
そうなると派手な技を多様しなくなります。・・・つまり地味になります(笑)
太気拳同士の組手の時ですが・・・)

映像でガードがあいていたりスキあり!・・・と思う様に見える時も、
故意であったり誘っていたりします。

以上の事を踏まえて、映像を見てください。
下手に蹴ると足を取られてます。
映像の中で、股間を蹴っている様に見える時は
実は手加減して、蹴る位置を少しずらして、太ももを蹴っています。(誤解なき様・・・)
素面・素拳・顔面も後頭部も股間も何でも有りで、ルール無しです。
なぜなら武術ですから・・・そして実戦と同じでないと意味がないですから・・・。
不慮の事態の時に「顔面と金的は無し・・・組み付いたら離れて下さいね。」
とは言えませんからねぇ

しかし同門同士なので、お互い技術向上と思いやり持って組手をしています。
だから安全です。防御法をしっかりと学んでいますし・・・


                これはダイジェスト版です 


           
           技術的解説はいずれしますね。

          とりあえず、今日はこのくらいで・・・・