富士合宿記・・・探手 1
太気拳の練習の一つに「探手(たんしゅ)」と言うのがあります。
簡単に言ってしまえば、シャドーボクシングの様なものです。
空手には型(形)があります。
それは、様々な技を決まった順番でつなぎ構成されていて
空手の姿勢や技や身法、そして実戦に必要な動作等を身につけるものです。
中国拳法では套路(とうろ)と言われるものも同じです。
(もちろん一言で言い表せませんが、多くのものが含まれています。)
まさにシャドウボクシングと同じで
架空の敵を想定し、太気拳の様々な身法(身体操作)を活用し
架空の敵を攻撃したり防御したりするもです。
これは型(形)・套路の様に、決まった形や順番は存在しません。
太気拳は、「有形無形・形あって形なし」の拳法です。
また決まった型が無い為、
探手をおこなう人によって動きはまったくことなるでしょう。
また同じ人でも想定する人(仮想の敵)によっても違うかもしれません。
しかし部外者から見れば、
みんな似たりよったりな動きに見えるでしょうが・・・(笑)
続く ・・・・