入塾と昇段
最近は寒さが、よりいっそう厳しくなり
野外で練習するには、とても寒さがこたえます。
じっとは していられず、その分 一生懸命に動き
練習で身を暖める必要のある気候となりました。
昨日の指導員の練習も 手が凍えるくらい寒かった・・・
・・・なので、とにかく動いて熱のこもった練習になっていきました。
その前の週の先生の練習日も寒かった~!
寒さの為、カメラを持つ手が小刻みに震えました(笑)
見慣れない人影があり、高木先生が 丁寧に基本的な事を指導されてました。
そうです。新しい仲間・・・新しく入塾された方がいたのでした。
その横で、とても練習熱心で
練習には ほぼ毎週参加されていて ”太気の森の住人” とさえ言われる塾生が
先生が「揺り」をされていた地面を 熱心に見つめ
そこからも多くの事を学びとっていました。
揺りをした足跡から
足使いが
よく読み取れたのです
円形の足跡から
足をどの様に使い
揺りをしているのか
この円は
足先(つま先)か?
踵(かかと)なのか?
僅かな事からも
多くの事を学び取ろうとする
本当に熱心な塾生です。
さすが”森の住人”と言われる
だけの事はありますね(笑)
準備運動も終え 練習が始まり
まず新しく入塾された方の紹介がありました。
名前は忘れましたが(すいません、でもイニシャルかニックネームしか書きませんし)
女性の方です。 昨年末といい 女性の入塾者が続いています。
とても 嬉しい限りです。
紹介する先生と・・・
紹介された塾生。
皆の暖かい拍手
これから、
よろしくお願い致します
そのあと。今度は昇段者の紹介と認定式が行われました。
そうです! あの練習熱心な”森の住人”です。
奥入(初段)です。
免状を見つめ
感慨深げに
今の思いを語る
”森の住人”
奥入(おくいり)初段は、基礎的な事が一通り理解し
ここからが武道家としてのスタートラインです。
「奥入」とも言うように、武術を極め 奥義を理解する 奥の入口に立ったのです。
とても練習熱心・勉強熱心な彼なら とてもふさわしいと思いました。
まぁ、太気拳は中国拳法・武術のエッセンスを抽出して出来た拳法ですので
中国の古武術と言っても過言ではありませんし
日本武道の重鎮の一人でもありました。
先生から古武術と日頃の練習熱心ぶりを褒められ
謙遜して照れる”森の住人”
そして彼も 「これが誰からでもなく、高木先生から頂けた事が一番嬉しい・・・。」
・・・と、とても誇らしげに、笑顔で語っていました。
お礼を言い深々と頭を下げていた”森の住人”でした。
そして ”礼を尽くす” 高木先生も 同じく深々と頭を下げていました。
私はこの光景が、とても暖かく 光り輝いて見えた様な気がしました。
寒さも忘れ・・・暖かい思いであふれました。
この時の”森の住人”が、謙虚でありながらも いつもより一回り大きく
たくましく見えたのは、私だけではないと思います。