合宿記、No・04 実戦拳法ゆえに・・・
太気拳とは、実戦拳法として有名である。
今回の練習のお題である「短刀取り」の練習時の高木先生の気迫は凄い
練習だから・・・と、気を抜いていると実戦では通用しません。
実戦拳法ゆえに、実際の状況を想定しての実践練習をしてこそ
実戦拳法・太気拳の拳士であり、使い手であると言えます。
丸めた情報誌を
短刀にみたて
突いてきます。
本気に近い勢いで
先生は攻撃してきます
こんな感じで・・・
前足の踏み込み方を見れば、
本気度と差し込んでくる勢いがわかるかと思います。
「短刀取り」は、あくまで短刀や包丁などで攻撃されそうになった時の
護身法・・・技であります。
そしてこの技は、前からの突き蹴りにも、応用が効きます。
もし本当に短刀で刺されそうになったからと言って使えるとは限りません。
しかしこの技を心得ているのと いないのとでは、天と地ほど違ってきます。
今の世の中、平和であると同時に、
様々な殺人事件や犯罪がおこり物騒な世の中であるとも言えます。
いつ何時、何が起こるかわかりません。
家族や自分が危ない時、逃げれる状況なら それが一番かもしれません。
しかし逃げるに逃げれない時、立向かうしかない時の為に
ただ黙ってやられるのと、立ち向かう術を知っているのとでは
気持ちの余裕と洞察力が働きます。
それ故に、練習でも気迫を持って、実戦並みに立ち向かう必要があるのです。
いつも太気拳の練習で高木先生は
熱意を持って体当たりで塾生にぶつかって来てくれます。
我々塾生は そんな高木先生の姿からも
多くの事を学び取る事ができます。